大人も ネットを分ってないと 認識して欲しい。
2010/01/03 20:16:49
それをまず、自分で把握し、受け入れることが大切だと思います。
思春期、青年期、中年期、高年期、老年期、みんな同じです。
と『 「ケータイ時代」を生きるきみへ 』 の記事の中に書きました。
世間では子供は弱者という考え方が有るので、「 子供には危険 」という話が多いかもしれません。
でも、実際には、青年、中高年、老年にも同じだけ、いえ、それ以上の実害がある。
と 私は感じています。
生死に関わること、犯罪となる行為、詐欺など金銭的なこと。
未成年者より 切実かもしれません。
でも、それらは、被害者という名の 無知に気づいてない人達 が引き起こしている
とも思っています。
これは、ネットに限らず、現実でも 「 まさか 」 「 こんなことになるとは 」
って、後から法に頼ってる人達は、少なくありません。
「 法を知らないこと自体が、罪だ 」という法律家の言葉を聞いたことがあります。
私たち一般人は、全ての法律を頭に入れる必要はないと思いますが、
自分に必要な、これから踏み入れる世界の法律ぐらいは、
一応 調べておく必要はあるのではないでしょうか。
せめて、説明書や 同意書、注意書きくらいは、読みましょうよ~。
誰が、何の目的で、公開しているページか、システムか、把握して利用してますか?
・・・・・・・・・ちょっと本題から、外れました。
えっと・・・・紫藤は、10代の子が集まるチャットを約6年間管理運営してました。
その間、様々な「 荒らし 」という行為が 発生します。
発信元が 学校、図書館、ネット喫茶などの場合、その機関へ連絡し、管理者と話もしました。
公立中高、有名私立校、福祉を扱う大学、北海道から岡山まで、電話で連絡してました。
まず、ネット管理している人、もしくは先生たちに 知識が不足していることを痛感しました。
文科省推奨のフィルターを掛けているから有り得ない。と思っている先生も居ました。
そのフィルターのシステムは、ご存じない様子でしたけど・・・・・。
アクセス制御 ということも知らない先生、何故、自分の学校からだと分かるのか不思議がる先生。
ログも提示しましたし、「 今、先生は、こういうパソからアクセスしてますね。」とか
「 今から、別ページに飛ばしますね。 」と具体的に信じてもらう為・・・色々やってました。
私の要望は、「 ネットだから、自分が誰だかわからない。 ということは無い。と教えて欲しい。 」
「 なぜ、荒らしという行為をしているのかを 学校と親で考えてほしい。 」
「 誰が、その時間にパソコンを使っていたのかを 調べ、ピンポイントでケアして欲しい。 」
ということでしたが、 ( ケア ですよ、叱って済ますんじゃなくて )
1番多いのは、「 そちら側から、行けないようにしてくれ 」 の一言で終わり。
唯一、岡山の公立中学校だけは、教育委員会、地区までが、色々教えてくれという姿勢で
全校集会で、校長先生から話をしてくれたりもしましたけど・・・・。
道具を与え、使い方は教えるけど、大切な部分を 教えてないように思います。
「 危険 」は、報道でも本でも読めば分かりますが、
その基となる「 匿名性 」と「 個々の環境から生じる心の問題 」までは、踏み込みません。
ネットは、疑似社会です。
その危険性は、年代を超えて、全てに言えると思います。
判断能力、経験不足、次から次へと変わっていくネット社会。
私も、そろそろついていけません・・・・。(苦笑)
子供は知らない、大人は分っているという世界では ありません。
自分で自分の知識に奢ることなく、調べ、知り、自分で危険を回避する。
そして、現実の自分にプラスになる使い方を していって欲しいと切に願います。