泣いた赤鬼?
2010/07/03 21:38:00
先日、ある方に本を オススメしました。
「 やさしいあくま 」という絵本のような、童話のような。
で、その方が下さったメールへの返信で、
「その本は、一見、『泣いた赤おに』を思わせますが・・・・」と書いた。
特に『泣いた赤おに』に思い入れはありませんでした。
ただ、そう思いだして、書いただけ。
で、その日の昼。
ランチを取りながら、外出中に読み進めている小説を いつものように開きました。
読みかけの本は、重松清さんの「 きよしこ 」。
親の仕事で、転校の多い 吃音の少年が、それぞれの土地で出会った人たちとの話。
読んでいた部分は、少年院から帰ってくる幼馴染みの友達を なんとかクラスに溶け込ませたい
でも、上手く出来なかったゲルマという愛称の子との話。
少年は、作文や感想文が上手く、3年連続で金賞を取るほど。
でも、その年、銀賞に・・・・。
「 中学生らしい本を 選ばないと賞は むずかしいぞ。 」と先生。
感想文の本は、「 泣いた赤おに 」。
その感想文の最後には、
青鬼になるのは、難しい。
僕の友だちは、青鬼になりたかったのに なれなかった。
と書かれていて、先生に赤ペンで、“??意味不明”と書かれていた。
『 泣いた赤おに 』・・・・・・朝、自分で書いて、昼、同じ文字にでくわす。
こういうのを「 叡智 」と感じたら、行動を 起こす。
考える・・・・読んでみる・・・自分の中の何に対する答えなのか。
直ぐには分らなくても、そこには何か 潜んでいることがあるから。
ひろすけ童話を 読み返してみようと 思います。
追記:読んでみて・・・・・