•  2024/04/19   [PR] 
•  2010/08/04   『　パンドラ　』 
•  2010/04/03   『　ゆれる　』 
•  2010/03/04   『　イキガミ　』 

　ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 　2010/10/06　時間: 471 分

　監督: 河毛俊作、若松説朗、小林義則
　出演: 谷村美月, 柳葉敏郎, 三上博史, 小西真奈美

　その日、ガンの特効薬が発見されたーー。


日本人の3人に1人がガンで亡くなる現在。
主人公の医師・鈴木は18年もの研究の末、どんなガンでも完全に死滅する特効薬を発見する。
人類の悲願ともいえるその特効薬を巡り、大学の同僚や上司、利権を嗅ぎつけた製薬会社、更には国までが動き出し、事態は鈴木の思わぬ方向へ動き出す。
裏切り、罠、欲望、怒り、そして死…“パンドラ”と名付けられた夢の新薬からは、様々な「厄災」がもたらされる。
人類は決して開けてはいけない箱を開けてしまったのか。
ギリシャ神話のパンドラのごとく…。
“パンドラの箱”の最後に残ったものは希望か、絶望か、それとも…

『白い巨塔』などで人気の脚本家・井上由美子が描く、ガン特効薬を巡る本格医療サスペンスドラマ『パンドラ』がDVDに登場!三上博史、柳葉敏郎、小西真奈美といった豪華キャストたちが出演。全8話を収録した4枚組BOX。

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谷村美月さん、小西真奈美さん、好きですｗｗ
柳葉敏郎さん、三上博史さんもそれぞれのキャラが活きてましたね～。
特に三上さんは、こういった不安定？病んでるような？心理状態の演技、ハマってます。
偏見かもしれませんけどねぇ・・・・・。

さて・・・・ガンで亡くなる人がほぼ　ゼロの国が　現実にあります。
その理由は、平均寿命が短いからだそうです。
先進国では、様々な病気が治癒するようになり、死に至る数々の病気の中で ガンが有名。

ＤＮＡの設計図通りに作成しそこなった出来そこないの細胞・ガン細胞は、日々私たちの身体の中で生まれていると言われています。
それでも健全な心身なら免疫力、自己治癒能力が　できそこないの細胞を駆逐しているそうです。
でも、その力が弱まった時、人は風邪といわれる日々そこいらを飛びかっているウィルスに罹るようにガン細胞を駆逐できなくなり、増えるがまま。

現在、ガンは必ずしも死に直結した病ではなくなっています。
それでも全てのガンを完全治癒できるようになったら、人間の寿命は確かに伸びるかもしれません。
するとどうなるのか。
それを描いた作品です。

世の中に「　絶対 の　真実　」は１つだけ。

人間の死亡率は、１００％　　だということ。

夏まで生きられないと言われた治験者は完治し、夏が来る頃にひき逃げに合い死亡。
運命とは。　寿命とは・・・・・。
病を治すことが、生きるということなのでしょうか・・・・・・。

　　バンダイビジュアル　2007/02/23　119 分

　監督: 西川美和
　出演: オダギリジョー, 香川照之, 伊武雅刀, 新井浩文, 真木よう子

　オダギリジョーを主演に迎え、西川美和監督が自身のオリジナル脚本で
　織り成す、兄弟の絆、人と人との繋がりを描いた心を揺さぶる感動作。

　 オダギリジョーが演じる弟の猛は、故郷を離れ、東京でカメラマンとして成功。
一方、香川照之演じる兄・稔は実家のガソリンスタンドを継いでいる。
母の一周忌に帰った猛だが、稔、幼なじみの智恵子と出かけた渓谷で、智恵子が吊り橋から転落死してしまう。殺人容疑をかけられた兄と、彼の無実を信じる弟の関係が、ときにスリリングに、ときに不可解に、さらに衝撃と感動を行き来し、タイトルが示すように“ゆれながら”展開する骨太なドラマだ。

都会に出た者と、田舎に残る者。性格も違う兄と弟。　映画は対照的な立場を鮮やかに描きだす。
西川美和監督は、微妙なセリフで男ふたりの複雑な内面を表現し、観る者のイマジネーションをかき立てまくる。背中の演技で心情を伝える香川照之もすばらしいが、兄に対する負い目と苛立ちの両方をみせるオダギリジョーは、彼のキャリアのなかで最高の演技と言っていいだろう。
あのとき吊り橋で、何が起こったのか？
その真実も含め、さまざまな余韻を残すラストシーンは目に焼き付いて離れない。
兄弟を持つ人ならば多かれ少なかれ、ここに描かれる確執に共感してしまうはず。

家族の関係も、そして人生も、一筋縄ではいかないのだと教えてくれる名編だ。

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まだ３０代という女性監督が、どのような見せ方をしてくれるのか！
すっごい楽しみにしてました。(o^-')o∠☆:

「　行間を観てほしい　」　というだけあって、俳優のセリフの無い演技力と画力が嬉しかったｗ
日本映画独特の　間　沈黙　自然の音のみ（音楽を多用しない）のカットが多くて好みでした。

脚本も　移りゆく心の変化、「　そんなつもりじゃなかった　」の積み重ねが、織りなされていた。
兄を庇いたいのか、陥れたいのか、殺人者の弟になりたくないだけなのか。
弟の生き方が憎いのか、弟に思いを寄せる彼女に腹が立ったのか、自分に腹が立つだけなのか。

心の真実って、１つじゃないし、変わってもいくから自分でも分からなくなる。
ましてや、刑事さんや裁判が絡むと、一体、何が事実だったのか分らなくなる。

宝石店に勤めている時、高価な品の万引きがあり、１人づつ刑事さんから事情聴取を取られた
ことがありました。
何時に何処に居て、何をしていたのか、同じ空間に居た人に気づかなかったか、
その人の人相は？　背格好は？　服装は？　な～～んて聞かれても・・・・。
自分の見たことと、後から聞いたことのビジュアルと　果たしてどれが現実だったのか。
段々と情報に左右されてくる自分の記憶の曖昧さを　痛感しました。

眼の前で起こる事故。
自分の経験でいくと　２～３秒はないと　何が起こっているのか把握できない。
そして、せめて５秒ないと身体が間に合わない。
停車している私の車の前を　走って横断しようとし、対向車にはねられた少年。
道路に落ちてから　ワンバウンドしてました。
電車に巻き込まれた女性。窓の外には　つま先にストッキングが纏わりついた膝下だけの足が。
高いところから落ちる幼児。　マンションから飛び降りた女性。
いずれも一瞬の出来事で、見ているだけの・・・いえ、「　見た　」でした。

事故も事件も　突然の出来事。　把握に数秒かかるのは・・・・私だけ？
そして万が一、堕ちる人の手を掴めても、
大人一人の体重を　一人で助け上げることが出来るのだろうか。

そんな予期せぬ一瞬を　後から正確に思い出せる自信は、ありませんねぇ・・・。
ましてや、関わる人への感情が入ったら、更に不可解な記憶になりそうです。
そんなことを　思い浮かべた映画でした。

　東宝 　DVD発売日: 2009/04/24 　時間: 133 分

　監督: 瀧本智行
　出演: 松田翔太, 塚本高史, 成海璃子, 山田孝之, 柄本明, りりぃ,
　　　　　風吹 ジュン

　生きるとは・・・愛するとは・・・観る者の魂を揺さぶる感動の衝撃作

　間瀬元朗の同名コミックを、松田翔太主演で映画化したヒューマンドラマ。
　1/1000の確率で選ばれた若者の命を強制的に奪う“国家繁栄維持法”が施行された世界を舞台に、
　死亡予告証“イキガミ”を受け取った3人の若者を巡る最期の24時間を描く。

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原作マンガは、紫藤の大好きな星新一さんの作品との盗作問題が有りましたので
この映画もブログでの紹介は、遠慮しておりました。因みに紫藤はこの漫画を読んでおりません。
でも、この映画自体は、好きなので、やはりアップすることにしました。（特に山田孝之さんｗｗ）
御批判や特別な思いのある方が、いらっしゃいましたら、どうか御容赦下さいませ。

心理ゲーム的な問題で、「　最後に食べたいものは？　」とか「　最後に一緒に居たい人は？　」
というのが有ります。
一体、何人の人が、本当に自分の最後を感じながら、答えているのでしょうね。

本日、紫藤は結核の透視検査を受けました。
これは、医療従事者の義務で定期的に行われます。
自分からは、区民検診等を受けない私は、こういった義務検査を受けるといつも思います。
例えどんな病気が見つかっても、果たして治療を希望するのだろうかと。
その心の意味は、複雑で長くなるので、いずれまた・・・・・。

自分の意思とは関係なく、２４時間以内に死ぬことを知るとは、どういうことなのか
今の私には、とても想像がつきません。
この物語の義務は、「　他者の死にゆく様を見て、命の大切さを知ってもらう。　」という政策です。
「　イキガミ　」とは、「　逝き紙　」・・・・戦時中の「　赤紙　」からだそうです。

路上ライブから、プロを目指すユニットの２人。
政治家の母との確執から　引きこもりになった息子。
しかし、その母は、息子を政策から守ろうとして洗脳されていた・・・。
事故で兄妹だけ生き残り、失明した妹を想う兄。
イキガミを受けとり、妹に目の移植をしようと決意。
手術室に向かう彼の最後の言葉とは・・・・・。

原作に関する問題、この政策に対する批評、千差万別ではありますが、
「　自分だったら　」「　自分の家族だったら　」「　仲間だったら　」
そして、これが政策ではない何かだったら・・・・・

主題歌の「みちしるべ」は、絞り出すような想いに溢れ、映画のシーンは切なかったです。

PhilHarmoUniQue(フィルハーモユニーク)　「　みちしるべ　」


この映画を見たことの有る方は、こちら↓をどうぞ。挿入歌のシーンです。　あの想い再び・・・