こぶたのさいもん君★サバイバーズ・ギルト
2010/08/20 20:13:10
「 みんなより私の方が死ぬべきだ 」
「 私が生きていても何の意味もない 」
「 価値のない私が生き残ってしまった 」
「 みんなが、あんなに生きたがっていた今日を 私は生きているのに
みんなの分まで有意義に過ごせていない私はダメな人間だ。 」
メンバーの一人が、出してきた罪悪感です。
凄く良く出せているなぁ・・・といつもながら尊敬です。
事故で一人生き残った人は、「 みんなの分も 」「 生き残るのは特別な理由があってのこと 」
などとよく言われ、生きていくのが辛くなってしまうことがあるようです。
私も「 もう助からないだろう 」という病気から回復した後に
「 何かをやるために 死ななかったんだ 」とかいうことを大人たちに結構言われました。
で、その気になった子は、何者にもなれない自分とのギャップで自分の存在価値を否定。
ある意味、おきまりのパターンだったようにも思います。
これらの信念を 前向き・ポジティブではなく、健全な信念に書き換えていきます。
「 何かをしなくては、いけないとは限らない。
みんなの分まで、有意義に過ごさなくても良い。
私は私の人生を楽しみながら生きていくことで、私だからこそ出来ることをしている。
私は存在自体に価値があり、生き残って良いし、生きている意味は
これから気づいていくことが出来る。
私が生きていることを喜んでくれている人も たくさんいる。 」
生き残った罪悪感は、自分の中からというよりも 周囲の人がどう思っているのかを気にしているように感じました。
自分がどう在りたいか、ではなく、みんなはどう感じて、何を言われたかの中から生まれてくる。
これらの信念は、回復後にも悪影響を及ぼすけど、回復途中だと自分で自分を落としいれてしまう。
「 私は、治っていい 」 「 私は、私の人生を生きていい 」
自分の存在価値、他者の評価に左右されない、自分に優しく、大切にする。
基本的な部分が全て出てきているように感じました。