「救済」という欲
2011/05/23 16:28:32
無力に苛む心の恐れ。
誰かを 己の才で救いたい・・・ただの わがまま
“救済”という欲だ!!
仏の道とはほど遠い 」
先週から週刊少年ジャンプに連載が始まった『奇怪話 花咲 一休』の中での和尚の台詞です。
なるほどねぇ・・・・私たちは人間であり、欲があって自然とも言えるのですが、
“救済という欲”かぁ・・・。
人を助けたいと思うなら、まず自分がシッカリと立っていないと共倒れ。
相手の要望をちゃんと聞かないと 助けたつもりで、助けになってなかったり。
助けたつもりが、相手のリアクションを見て、「やってあげたのに!」と「感謝」を求めてしまったり。
以前に「救助ゲーム」という記事も書きましたが、救済とサポートは違うし、
またどちらも本当は、難しい。
誰かを助けたい人が多い昨今、助けられるのような弱い人間ではだめだと思っていたり。
助けられる人=弱い人 という思考は、きっと相手に伝わっていることでしょう。
この「奇怪話 花咲一休」はトンチ坊主が主人公。
今回のトンチは、
とある悪人に 父と母が捕らわれ、今まさに手にかけられようとしている。
さて、この状態で、一人だけ救うことが出来るとしたら、 お前はどちらを救う?
というもの。
和尚の答えは、「命の選択など仏の身に仕える者として、断じてできんわ!」
でしたが、一休の答えは「どっちも救わん、両方救う。」でした。
さて、どうやって?
その答えにご興味のある方は、今週号の週刊少年ジャンプでどうぞ。y(^ヮ^)y
この記事へのコメント
自分はてっきり「これ自体」かと思ったんですけど、
不正解なんだろうか…。何なら部分限定でもいいし。
トンチって「自分ならどう答えるだろう」って感じに
思考テストになりそうですなん。
カルマから一休へのお題は、
「その刀をもってしても、決して斬れぬものを この境内から見つけてこい」
だったよね。
境内の既存物という観念にとらわれがちだけど、一休の答えを見るとそれに捉われてなかったから
「この刀自体」もしくは、部分限定でも正解~♪だよね。
ただ、ストーリー展開としては、ちょ~っとツマランよ・・・・・。
しかし、流石です!
私は自分で考えもせず、ズラズラと読み進めて面白がっているだけでした。y(^ヮ^)y
次回から、私もちゃんと思考テストしながら、読もうと(今は)思った!
硬くなった頭を 柔らかくできるかもです。
Bちゃん、ありがとです。
明日の新刊が楽しみになってきたねぇ。
では、(〃⌒ー⌒)/Sweet Dreams★
のセリフを見た瞬間
死んだら皆、仏さんだよね?
とか
ひとでなし
とか思っていて一休の答え(悪人を救う)がなぜかしっくりきた
誰の心の中にも 悪は皆無ではないし、自分にとって必要なこと自然なことが人にとっては悪ということもある。
現実を抱きしめて、理想を持ち続けること。
簡単じゃないけど、出来ないことでもないかもしれない。
以前、ブログにアップした「励ましの言葉」が浮かびます。
『ひとの心を 傷つけて喜ぶ 心さびしき者に 聞く耳はなかろうから、
中傷された君に言う。
蠅(はえ)たちの集まりでは、
蝶(ちょう)も「キモイ」と陰口をたたかれるだろう。
心ない者たちのうちにも 自分と同じ美しさを探しつつ、
君はひとり、大人になればいい。』
リアルに起こったこと、漫画や作品から投げかけられたこと、
1つ1つ、ちゃんと受け取って考えていくデビの姿勢、素敵な生き方だと思います。
(^-^*)/