覚せい剤地獄から生還したヴォーカリスト
2010/12/04 21:31:34
銀行員の父と母の元で、親が世間体を気にすればするほど反発して非行に走り、覚せい剤を打つまでになったそうです。
「 こんなこと辞めなきゃ 」と思っても翌日にはまた打つという生活。
ある日、ワザと親の前で覚せい剤を打った時、父が
「 こんなこと辞めてくれ、おまえは私の大切な息子なんだ 」と抱きしめられ
「 どんなことでも協力するから辞めよう、いつまでも協力するから 」
というような言葉を聞き、それから更生への道のりを歩み始めたと。
現在は、大検を取り、大学へ入学、2007年に歌手デビューしラジオのDJと講演活動をしているそうです。 ⇒ 朝日新聞記事
「 悪いことをしてたクセに 今さら偉そうなことを言うんじゃない 」という人もいるそうです。
彼は、そういう言葉も真摯に受け止めているそうです。
痛みや苦しみを体験した人の言葉は、そうでない人の言葉より説得力がある。
と言われています。
彼のメッセージは、「 愛している ということをちゃんと言葉で伝えよう 」
大抵の親は、我が子が可愛いし、愛しているかと言われれば、愛している。
愛しているという言葉も 当てはまるかどうか分らないくらい、その子の痛みや苦しみは、痛切に思えるし、喜ぶ顔は無条件に嬉しいもの。
でも、子に伝わっているかどうか、伝わるような表現をしているかどうかと言うと・・・・。
更に常に子どものことばかりを 考えているわけではないので、親だってたくさん間違うし、子に甘えることもある。
私も有りがたいとか、感謝して欲しいとも思わないし、好きじゃないどころか嫌われてもダメはダメと言います。
ただ、愛して欲しいとは思わなくても、愛してることは、まっすぐに伝えることって忘れてはいけないんですよねぇ。