『 闇の子供たち 』
2010/01/31 14:15:07
出演: 江口洋介, 宮崎あおい, 妻夫木聡,プラパドン・スワンバン
原作: 梁 石日
解放出版社 (2002/11) 幻冬舎 (2004/04)
世界中の富裕層の性的玩具として弄ばれるタイの子供たち。
アジアの最底辺で今、何が起こっているのか。 幼児売春。 臓器売買。
モラルや憐憫を破壊する冷徹な資本主義の現実と人間の飽くなき欲望の恐怖を描く衝撃作。
梁石日の同名小説を、『亡国のイージス』などを手掛けた阪本順治監督が映画化。
人身売買や幼児売買春というショッキングなテーマを、ドキュメンタリーではなく劇映画という形で
真正面から捉えたサスペンスドラマ。
貧困に喘ぐタイの山岳地帯で育った 姉ヤイルーンは、実父にわずか八歳で売春宿へ売り渡され、
バンコクに連れて行かれた…。
そして今、妹センラーも八歳で売られ、もはや生きているだけの屍と化していた。
世界中の富裕層の性的玩具となり、涙すら涸れ果てていた…。
タイ駐在の新聞記者、南部浩行が、闇ルートでの臓器売買に関する取材を始めると、金のために子供の命までもが容赦なく奪われるという、想像を遙かに超えたおぞましい実態が明らかになってくる。
一方、理想を胸にバンコクのNGO団体に加入した音羽恵子も、子供たちがさらされている、あまりに悲惨な現実を目の当たりにしていく。
やがて、突然姿を消した貧民街の少女が売春宿に売り飛ばされていることを知った恵子らNGOのメンバーは、彼女を助け出そうとするが…。
梁 石日 ; 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1936年大阪府生まれ。『血と骨』で第11回山本周五郎賞を受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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幼児買春に 集まる各国の人々。
以前、私もパタヤビーチで、15歳の女の子から国別の買春パターンを聞いたことがあります。
この作品では、売春させて、移植の依頼が入れば、健康な子を病院へ送り、
病気になった子は、生ごみとして捨てるという店の話です。
自分の子の心臓移植を タイで受ける日本人。
貧困の為に、自分の子を売る タイ人。
これは、あくまでもフィクションと言われていますが、その記載は・・・・。
家族として、または遺族として、日本人の臓器移植に対する思いは、
「 欲しい 」 けど 「 あげられない 」 が、圧倒的だそうです。
勿論15歳未満の臓器移植は認められていません。
ドナー意思は、遺言と同じ扱いなので、遺言として認められる年齢以下の意思は無効です。
アメリカでは認められていますが、その順番待ちはかなりな数で、高額だとか。
全ての問題の始まりは、何なのでしょう。
何としてでも、生き続けるために・・・・なのでしょうか。
私も いざとなったら、死にたくない、死なせたくないと あがくのだろうか。
自分のこと、自分の大切な人のこととして、貧困 と 病 を感じていきたいです。