『 おひさま あはは 』
2010/02/12 16:12:44
前川 かずお (著, イラスト) こぐま社 (1989/07)
「あはは」という笑顔にあふれた絵本。
お日さまがぴっかぴっかの笑顔で「あはは」、
大きな木が「あはは」、のけぞって大笑いする小鳥たちに、
大口をあけた大輪のひまわり。
子犬も思わず駆け出して「あはは」。
みんなが「あはは」のなか、ぼくはひとりでへの字口。
寝起きなのか機嫌の悪い僕も、おかあさんに抱っこされたなら、一緒に「あはは」。
短いセンテンスと「あはは」のくり返しは、小さい子どもへの読み聞かせに最適。
柔らかな線で描かれる笑顔は金色に輝いて、読み手の笑顔まで誘い出す。
魚もネコもみんな、本当に幸せそうに笑うのだ。
ページの隅に描かれる昆虫たちのイシシ笑いもまた楽しい。
普段読んでも充分楽しめるが、育児に疲れて子どもたちへの笑顔が出なくなった お母さんに
ぜひ手にとって欲しい。
子どもと一緒に「あはは」を繰り返しているうちに、いつの間にか笑顔が戻ってくるに違いない。
読み手を幸せな気分へと導いてくれる不思議な1冊である。(小山由絵)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * 以上 amazon 商品説明 から * * * * *
児童のベストセラー『 ズッコケ三人組 』の挿絵や ヤングマガジン掲載『 逆転裁判 』の漫画家
として有名な前川かずおさんの絵本です。
絵本の読み聞かせは、文字を覚えさせるためではなく、情緒面で大きな育みが成されます。
良い本、有名な本、誰もが知っている絵本も良いのですが、子供が気に入った本が、最高です。
何度も 何度も 同じ本を読まされる親にとっては 大変だし、飽きてしまうのは
良~~く分かりますが、実は、「 同じ本を何度も 」って凄く良いことなんですよね。
特に3~4歳までは、本の内容よりも 挿絵のインパクトと そして・・・・・・
親との楽しかった時間を もう一度! いえ何度でも!! ってのが本当のトコだと思います。
その本を気に入ったということもあるでしょうが、読んで貰った時の雰囲気=その本なのでしょうね。
親との楽しい触れ合いの時間が、情操教育に大きな意味を持つのだと思います。
同じ本を何度も・・・って、その子の幸せを もっと膨らませてあげられるチャンス!カモ。
この絵本なら、読むのは簡単ww
そして、自然や動物とも笑いあう気持ちも 育めるんじゃないかな。
「 日本笑い学会 」という団体があります。 真面目な研究団体です。v
笑うことは、麻酔よりも即効性のある強い脳内麻薬ベータエンドルフィンや
インターロイキンも分泌させると言われています。
詳しくは、井上宏(関西大学名誉教授、日本笑い学会会長)さんのサイトの この記事で。
私も医療研究会で、1度だけお話しを伺っただけなので、自分の言葉では説明不可です。
すみません・・・ただ・・・
「 おかしいから 笑うんじゃなくて、笑うから 楽しくなり、幸せになるんです。 」
というような言葉が、心に残っています。
いずれにしても、笑顔は人に伝染しますよね。( ^-^ )
幼い子供たちに 少しでも笑顔を伝染させて あげたいな~と思います。
俳優さん、声優さん志望の方々・・・・絵本を感情こめて読むってのも勉強になりますよ~w