『 世界の日本人 ジョーク集 』
2010/06/21 20:00:11
中央公論新社 (2006/01)
世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国?
それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル?
地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された
解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。
『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。
笑って知って、また笑う。
一冊で二度おいしい本の誕生です。知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ!
早坂 隆
1973年、愛知県に生まれる。ルポライター
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
* * * * * * * * * * * * * * * * * * 以上 amazon 商品説明 から * * * * *
テレビで紹介されたとかで、一時期有名になったジョーク「 早く、飛びこめ! 」
ある豪華客船が、航海の最中に沈みだした。
船長は、乗客たちに速やかに海に飛び込むように指示した。
船長は、それぞれの外国人乗客に こう言った。
アメリカ人には「 飛び込めば、あなたは英雄 」
イギリス人には「 飛び込めば、あなたは紳士 」
ドイツ人には 「 飛び込むのが、この船の規則 」
イタリア人には「 飛び込むと 女にもてるぞ 」
フランス人には「 飛び込まないでくれ! 」
日本人には 「 みんな飛び込んでますよ 」 *************** 本書 帯より *******
こういったエスニックジョークを集め、著者の見聞きし、体験したエピソードを基に ジョークの背景が、書かれているのも興味深い本です。
エスニックジョークとは、
「 人種や民族の違いによって、その行動の差異を比較し、それを笑いのモチーフにするもの 」
アメリカ・デューク大学名誉教授;マハデヴ・L・アプテは、
「 他の民族集団と一線を画す独自の社会文化的アイデンティティを持つ
ある一つの民族集団成員の行動、慣習、性格、その他集団としての特質を笑うユーモア 」
としています。
ですが、人によっては、人種差別を感じたり、自国を蔑視されたと不快に思う人もいる
かもしれません。
著者は、エスニックジョーク集を他にも出してますが、この本は、全て日本人がらみ。w
あくまでもジョークとして、そして他国で日本や日本人は、どう思われているのか。
「 ふ~~~ん 」くらいの気持ちで読まれると良いかと思います。
差し障りのなさそうなジョークで 私が気に入ったものを ご紹介。
「 レストランにて 」
ドイツ人と日本人とイタリア人が、一緒に食事に行った。
食後、三人はそれぞれこう考えていた。
アメリカ人は、割り勘にするといくらか考えていた。
日本人は、三人分払うといくらか考えていた。
イタリア人は、おごってくれた人に なんと礼をいうか考えていた。 ビバ!イタリア~♪y(^ヮ^)y
「 抗議 」
ある時、アメリカの新聞が「日本人は表現が曖昧で、何を言いたいのかハッキリしない。
日本人は堂々と主張のできない民族だ。」という題名で特集を組んだ。
数日後、日本人らしき人物からの投書があった。それには、こう書かれていた。
先日の貴誌の記事についてですが、より幅広い議論を検討して頂いた上で、
前向きに善処していただければ幸いと存じますが、いかがなものでしょうか。 匿名希望
・・・・あはっ・・・確かに 書きそうな文面だわなぁ・・・しかも匿名希望って・・・(⌒~⌒ι)