魂のレベル or 後世へ伝える
2010/01/17 10:10:45
その天命とは、実に様々で、「とことん勉強してみたい」「ピアノを上手く弾けるようになる」
「セレブな恋愛をする」「極貧生活に耐える」「依存・中毒を味わい這い上がる」などね。
そうやって魂を磨いてレベルを上げていくと言われているのです。
障害を持って生まれてくる、早くに病死する、などの魂レベルは特に高く
自分の身の苦しさを持って、周囲の人に学びを与えているとも言われます。
例えば、1つ前の記事のルーシーという犬。
ルーシーは、娘さんの閉ざされた心を溶かし、家族に笑顔を取り戻しました。
「 寄り添う 」とは、どういうことなのか、家族はルーシーから学んだと思います。
ルーシーが病気になり、娘さんの口からは、「 今度は私がルーシーの傍に・・・」という言葉。
ルーシーの病気によって、いつまでもルーシーに癒して貰うばかりでなく、1歩、前に進めた。
能動的な行動を起こせるように変化します。
魂のレベル・・・これは 輪廻転生 を基にした考え方ですよね。
では、死んだら全てがお仕舞い。無に帰るだけという死生観の場合は、どうでしょう。
これにも生きている意味は、ちゃんと在ります。
例えば、「 ふぐ 」が食べられるようになった歴史?言い伝えがあります。
兵士達が下関を通過した時、下関でたくさん獲れるふぐを、内臓ごと食べ集団食中毒死し、豊臣秀吉は、「河豚食用禁止の令」を出したというふぐ。
食べた人が死ぬ前に「どうも目を食べたのがいけなかったらしい。でも美味かった」と言い残す。
その次の人は、「エラを食べたのが悪かった・・・」と言い残し、最後に内蔵を食べなかった人死ななかったので、それらの部分を取り除き食べれるようになった。
という坂口安吾『ラムネ氏のこと』が基と思われる逸話(?)ですね。
(ちょ~~っと内容が違ってたら、ごめんなさい・・・記憶が定かではないの~)
こうやって、後世の人達に引き継がれていく。
芸術、科学、物理、などは、この繰り返しで、進歩を遂げています。
先ほどと同じ障害や病死の方々も、魂レベルがないとしても現在を生きていく人達の心に
何かを残し、それが本や言い伝えとして、後世の人の心にも響きます。
いずれにしても、この世に生まれてきた全てのものには、意味・理由・価値がある。
世界的に影響を及ぼすか、たった一人の人に大切なことを伝えるためか、その大きさは違っても
生まれ、そこに存在することに 素晴らしい価値があり、この世界には絶対に必要な存在。
そういうことなのだと 私は思います。