ネット上の「 自分 」 と 本当の「 自分 」
2010/01/03 10:07:45
「 本当の自分を出していると感じる 」
「 相手に面と向かって、言えないことも言える 」と同時に
「 本当の自分と 書きこんだ内容にギャップを感じる 」
という結果に興味を持ちました。
この著者も この結果から、いくつかの論を書いています。
著者は、「 人格解離を 起こさないと良いけど 」と案じている一面も伺えましたが、
私は、そこまでは思いません。 が、“その気になる” ことは、否定できませんよねぇ。
人は、最低でも天使と悪魔の2面性、そして何種類ものキャラを持って、一人の完璧な人間です。
でも、普段は、他者にどう見られるか、あるいは理性から、メインキャラが決まってきます。
普段は、抑制している自分を 「 匿名 」と思いこんで出している人は多いと感じます。
良い方向で、ネットと現実の自分を使い分けていても、
ネットのキャラに他者がくれる 褒め言葉は、現実の自分の言動や肉体に活かせていますか?
ネットキャラを いくら好きになって貰っても、現実の自分とのギャップは開くばかり?
現実の自分を嫌ったり、相手の顔を見て話せない・・・・ってことはないですか?
私達は、ネットの中で生きているのではなく、現実で肉体を所持し、言動によって他者と関わっている。
ということを 忘れずに重視して欲しいのです。
ネットは、あくまでもツールであって、居場所では有りません。
一生、ネットの中だけで生きては いけません。
ネットの「自分」と 本当の「自分」との間にギャップを感じたら、
ネットの利用法を 考えなおしてみて欲しいのです。
普段は出せない、貴方の素敵な部分が出せているのなら、
勇気を持って現実にも活かしてみませんか。
それは、嘘ではなく、まぎれもない貴方の中にある 貴方自身のはずです。
もしも、現実ではとても出来ないようなキャラを ネットでしているのなら
何故、自分はそんなことを しているのか、現実の自分を見直し、
実生活を 充実させる材料にしてみてください。
ネットは、便利で、素晴らしいツールだと思います。
でもネットでは自分の姿を見せなくてすみ、相手の目を見ずに話せます。
自分の現実の心身を 磨くことをやめないで欲しい。 と願います。