痛みのビリーフワーク
2010/01/10 20:23:59
その信念を 書きなおすワーク(作業)をすることで、今後の捉えかたを 良い方向へ 視点を変える
「 ビリーフワーク 」というのがあります。
原因不明の 下半身のシビレと 片頭痛に苦しんでいた私は、このワークで症状が緩和し
それが、サイモンントン療法との出会いでした。
自分の辛さを 文字で書き、自分は、何を怖がっているのか、何が嫌なのか、何を怒っているのか
自分自身と向き合い、自分に問いかける作業は、実際にやると見たくない部分、引きずっている過去、
認めたくない自分なども出てきて、大の大人が泣きながら信念と向かいあうことも 少なくありません。
私も 初めての時、泣きましたね~(笑)
催眠療法での 退行催眠より、その感情の吹き出しは、大きいかもしれないワークです。
その後も、自分の嫌な気持ちを感じた時、ビリーフワークをして、自分自身の不健全な考えを
1つ1つ、変えていくのが、サイモントン療法の研修の柱とも言えます。
初回の涙、涙のビリーフワーク以来、冷静かつ学びを生かして 行なってきました。
でも、今回の「 繰り返される痛みの意味 」に向かった時、久しぶりに涙が出ました。ww
『 発作が起きた時に ビリーフワークをやってみては? 』と言われても
激痛の中で、自分の思考なんて冷静に見つめられるわけないじゃん!
考え方を変えたって、痛みが消えるわけじゃなし、そんなことしたって意味ない!
・・・・・実は、そう思ってました。(先生、ごめんなさい・・・・
痛みが始まった時、まだ少しは余裕があったので(笑) 試しにやってみたんです。
その視線は、狭いどころか、1線のみ だと気づきました。
感情で言うと「 痛いのは、もう~いいよ。 」 「 もう嫌だ。 」 「 早く死んで楽になりたい。 」
痛い時、患者さんは、どんな思考回路に陥っているのか、言葉では理解していたつもりでも
自分の身をもって、それを整理したことで、言葉には出来ないものを 感じました。
いつ終わるのか分らない 痛みへの イラつき。
また起こるかもしれない 辛さへの 恐怖。
それは、病気の再発を恐れる人、くり返し痛みに襲われている人、
治療法のない不安の中で生きている人・・・・・みんなが、抱えているものなのかもしれません。
もっと広く見ると、それは病気による身体の痛みだけでなく、心の痛みにも言えることで。
繰り返される 力や言葉の暴力に耐えている人。
また見捨てられるに決まっている という不安の中で過ごしている人。など・・・・
今回の自分の思いを 見つめ直して、どう目線を変えられるのか、視野を広げられるのか
あらゆる方向から 自分自身の信念を シッカリと グランディング(地に足がついている状態)
させることで、同じような苦しみを持つ人の 共感・寄り添い・お手伝いが出来る自分になれるよう
何度も ワークを重ねていこう・・・・・・そう思える研修となりました。
まずは、自分自身を 解放してあげることから、1歩づつ・・・・・・だなぁ。