当たり前のことを 実践するって・・・
2010/12/17 07:31:45
『 もしも野球部の女子マネージャーがドラッガーの「マネジメント」を読んだら 』
200万部を超える今年のベストセラー、スーパージャンプで漫画の連載決定、NHKでアニメ化決定、そして映画化も決定だそうで。
今朝、家族がつけていたテレビで、「 もしドラの人気を解説 」みたいなコーナーが放映されていて、見ました。
以前から売上1位を長期にわたって保持している書籍なので、内容に興味はないけど、なぜこんなに売れてるのかな~という興味はありました。
番組では、ドラッガーの論理ポイントから「もしドラ」でのストーリー展開のポイント3つ(?だったかな)あげて、更に小説イラストを揚げ、
この子たちでも理解でき、成功をおさめられたなら自分でもドラッガーの「マネジメント」を生かせるのではないか。 という気に読者をさせる。
と結んでいた。
さて、ポイント。
1、決意表明
「こうなったらいな~」「~~したいな~」ではなく「 ~~する」と決める。
この違いを明確に感じ、声に出したりや文字にすることは、カウンセリングを受ける時も 自分に変化を起こす時にも重要ですよね。
2、顧客である相手を明確にする。
この本の場合の顧客に相当するのは、部員・その家族・学校・観客などでした。
・・・・・・部員は、社員に当たるのかと思った・・・
3、既存の観念を離れた新しい戦略(?)
だったかな・・・・・以上、テレビの前に座り込んで見ていたわけじゃないので、不明確です。
こういった論理もそうですが、心理学的理論・~~の法則などを見ていて思うこと。
多くの人、特に知識人と言われる人達が良く口にする言葉は、
「 あ~知ってる 」「 それに関する本は、読んだ 」「 持っている 」「 分ってる 」
なのに何故、様々なことが上手くいかなかったり、当てはまるような問題が解決できないのでしょう。
それは・・・・・知ってる、分っているだけで実践してないから。
例えば、嫌なことがありました。もしくは、嫌なことを思い出した。
いずれにしても、自分は楽しい気分ではない。
そんな時、自然に声のトーンは低くなり、音量も小さい、笑顔はなく、出る言葉もいつもなら言わないようなことになってしまう。
ようするに「 ストレス下に陥っている状態 」
これを 自分でコントロールできるかどうか。
楽しいことが 起こったら治る・・・とか、誰かに楽しくさせてもらえたら・・じゃなくて自分独りでね。
このまま、他者に相対すると相手の反応も 眉間にしわが寄ってしまったり、うるさく「どうしたの?」とか、「何があったのか」とか。
それがウザくて、また機嫌がわるくなる。
自分で自分のご機嫌を コントロールしておいてから他者に相対すれば、更なる嫌な思いもしなくて済むのに。
この悪循環を断ち切って、ストレスから自分を平静に戻し、周囲との関係を上手くコントロールする方法は、様々な切り口・やり方で紹介されていますよね。
そのどれもが、 当たり前のこと。 既に誰でもが知っていること。
だと私は思います。
本を読んでも、理解できても、やらなくては宝の持ち腐れ。
「 やる 」と言っても、本当に小さなことからでいいのに。
みんなのために・・・・でも、最初は良いと思います。
でも、本当は、それが、自分の為なんですよね。
自分が良い状態じゃないと、人を心地よくは、させられないから。