『 絵本処方箋 』
2010/11/21 10:42:40
朝日新聞出版 (2010/5/7)
年齢制限なし!はじめて本に出会う子どもから疲れ気味の大人まで、一冊の絵本が人生を救い、変えていく。心に効く、絵本たち。
絵本は年齢制限なしの、深くてココロにやさしいメディア。はじめて本に出会う子どもにとっても日々疲れ気味の大人にとっても、一冊の絵本が人生を救い、変えていく。「ちょっと煮詰まったら」「『忙しい』が口癖だったら」「悲しみに向かい合っていたら」「人とちょっと距離が置きたかったら」「やさしい眠りがほしかったら」……そんな時はどんな絵本が効くのだろう。クレヨンハウスの落合恵子が薦めるとっておきの73冊。
落合 恵子
1945年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店「クレヨンハウス」と女性の本の専門店「ミズ・クレヨンハウス」を、東京と大阪で主宰。幼児教育誌『月刊クーヨン』発行人
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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73冊の絵本紹介を 落合さんのエッセイを添えてつづられています。
落合さんが、その絵本を読んで、「 こんな時に読んだら・・・ 」という処方箋です。
自分の弱さに腹が立ったら
ちょっと煮詰まったら
「 処分 」したものがきになったら
誰も私を 気にかけてくれないと思えたら
などなどに 決して押しつけではなく、「 私はこんな経験からこの本をこんな風に 」
という姿勢に好感が持てました。
実際にはその人それぞれの感性やその時の心の状況で、全く違う感じ方をするものです。
読んだことのある絵本に関する落合さんと私の感想の相違も 勿論ありました。
でも、絵本を選ぶ時の1つの指針になるなぁ・・・と思いました。
実際、読んでみよ~♪ と思った絵本のページに貼った付箋も多々。
まずは図書館で、実際に手にとってみたいと思っています。
挿絵や装丁の好みも 人それぞれ。
文章だけでなく、それらの要素も相まって、読み手に語りかけてくるのが絵本。
文庫本・新書・単行本とは一味違った 大人としての絵本の楽しみ方ですよ。