シェリングのゲーム
2010/01/19 22:00:02
Wikipediaにも、簡単には載ってますが、以下に纏めてみた。
人種間の居住分離は、人種差別が無くなっても 物理的法則のようなものが存在し、分離はなくならない。 ← 簡単すぎる~www すみません。
人は、思考、過去、人格、気分、などなど複雑ではあるが、社会を構成する原子と考える。
それをシェリングは、チェッカー盤と硬貨を利用して、仮説ゲームをしたのですよ。
イメージとしては、「 リバース 」の白黒画面を 思い浮かべてね。
裏返しちゃダメですよ~。
まず、白黒が融合された状態を作ります。
でもって、「 人種差別は当然 」という考えの基に 周囲に違う色があったら同じ色の傍へ移す。
これを繰り返すと 当然、白黒テリトリーがはっきりします。
次に「 多人種と分け隔てなく暮らすことに満足している 」という考えの基、1つだけ
「 その地区に住む 唯一の人種にはなりたくない 」という人種差別とは言えない心理的条件を足し、3割に満たない少数派にならないようにすると、やはりテリトリーが分離したそうだ。
この結果をもって、社会科学、物理学などの論文が、「ネイチャー」という雑誌で結構、展開されていたらしい。まだ一つも、読んでないんですがね。
紫藤は、何故「 多数派の中の少数派を嫌う 」という心理を足したのか、すっごく興味が有ったので色々探したのですが、これが良く分らない。
でも、この心理って、ごく身近に たっくさん存在してますよね。
学校や会社などの集団内、ネットサイトや行きつけの店、仲良しグループなんて、その最たるもの~w
小心者の紫藤では、ございますが、この点に関しては、比較的鈍感でして、結構平気です。
だから フラっと入った店や 電車内で、「 なんだ、こいつ。場が違うだろ。 」的な目で見られることもあるけど、逆に面白いw
繁華街も結構、ファッションや行動の色がありますよね~。
それぞれの場に ほぼ同系の人が集まる。
店の中を 見渡すと 個々人の性格、暮らし、ポリシーなど違うはずなのに それなりの雰囲気が出来上がってる。
座り方や姿勢、年代、話している内容、表情の出し方、細かく観察していると本当に面白いww
数種類の異なる性質を持つ原子が、集合の仕方によって、どのような相互現象を生み出すかで、半導体、液晶、ゴム、プラスティックなどの様々な物質を構築するわけですが、
人間も、違う性質のはずなのに、ある一定の集合体を作るというのは、非常に面白いと思うのです。
相互現象・・・その集合体に属する時に、個人の特性を 抑えているのでは?・・・・と。
抑制することで、多数派の中の少数派を避けられた安心感を持つこともあれば、
本来の自分とは違う自分を 楽しんでいる人もいるでしょう。所謂、「合わせる」ってやつですね。
ここで、気になるのは、合わせることは、難しいけど、少数派になるのは孤独感がある。という人です。
シェリングのゲームからも分かるように、少数派は、どこへ行っても少数派 ではありません。
そして、みんなが持っているのは、差別心理ではなく、単なる集団構成心理かもしれませんよ。
今、居る場所では、少数派だと感じてるかもしれないけど、もっと広い視野で見ると
あなたが、多数派になってるかもしれないんですよ~。
学校や会社・・・1つの集団の中だけで、自分で自分を 孤独に追い込まようにしましょうね。(*´ー`)
でも、出来れば、自分のスタイルを 貫き通せると、世の中 面白い!
と思うのですが・・・・・・・・・。