『 ハゲタカ 』
2010/08/15 17:05:02
原作: 真山仁
出演: 大森南朋, 柴田恭兵, 松田龍平, 栗山千明, 中尾彬
" その男、悪魔か救世主か "
「企業買収」ビジネスをめぐる男たちの野望と葛藤、そして挫折と希望
を浮き彫りにする、骨太な経済エンターテインメントドラマ!
バブル崩壊後、「失われた10年」と呼ばれる長いトンネルの闇に包まれていた日本に、風穴を開けにやって来た男がいた。
日本経済界で、外資系のファンドマネージャーとして暴れ回る男の名は、鷲津政彦(大森南朋)。
ビジネスとして外資的な合理主義を盾に、次々と日本企業に切り込み、買収していく様は、まさに死肉を漁る"ハゲタカ"であった。
一方、襲い来る"ハゲタカ"に敢然と立ち向かう男がいた。
旧態依然とした日本の体制にもがきつつ、懸命に日本企業を支え続けようとするエリート・バンカー、
芝野健夫(柴田恭兵)。
日本初のターンアラウンド・マネージャー(企業再生家)として、企業再生の道を模索して行く。
同じ銀行の後輩・先輩でありながら、対照的な道を歩んだ二人の男。
会社を医者に例えるなら、徹底的な外科手術で患部を切り捨てていく鷲津と、あくまで内科治療による再生を目指す芝野。
「日本買収」ビジネスを巡る二人の男の野望と挫折を軸に、合理化、弱肉強食が叫ばれる今、日本の会社にとって本当に必要な治療法とは何なのか?を問いかける。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * 以上 amazon 商品説明 から * * * * *
以前、人からオススメを受けたこの作品。
NHKで6話放送後、映画も作製されています。←やっと全部見終わりました。
いや~www 好きです。こういうビジネスの戦い。
とは言っても、ここまでの知識も経験もないけどね~。
ファンド系に勤めたことはないし、TOBなど無縁だし。
石橋叩いて、渡らない性格なもんで、株とかも全くやらないし。
でも、観ていてワクワクするんですよ~www
頭脳と度胸とハッタリと経験と・・・・あとは・・・潔さかな。切り替え能力か?
PCMで言うと、ワーカホリック・ベースでその上がプロモーターでフェーズは無し。
こういう男は、好きですねぇ~ww できれば3層目はリアじゃなくてレベルね。
PCMを知らない人はワケ分んないよね。ごめん。どんな人物像か知りたい人はコチラでどうぞ。
で、この作品に出てくるほとんどの人達は、自虐的罪悪感、投影した恨みなど過去に囚われたまま生きている。それぞれに辛いだろうな・・・・・まぁ手放す気が無いならそれも有りかと観てしまう。
バブル崩壊後だけでなく、借りたお金を返せない人。
「 もう少し待ってくれ 」って常套文句ですよね。
いつまで待ってくれれば、こうやって返せる。という計画書とか書けないのなら・・・・・ねぇ。
返すあてのないお金を貸してくれと言って断られる人。
貸さない人を「 ひどい 」とか、「 人殺し 」と罵倒するシーンがあります。
暴力をふるわれたり、金品を搾取されたわけではなく、自分の思い通りにしてくれないという理由で。
金銭貸借を業務としていたら、返済見込みがなければ貸せないよねぇ。
「 貸して 」じゃなくて、「 頂戴 」って言っているのと同等だもんなぁ。
そのへんが、なんとなく、スッキリはしませんでした。
「 お金を貸さないなんてヒドイ 」「 賃料を払わないなら退去なんて非人道的だ 」
そう思う人が、自分のお金を貸してあげて、自分の敷地に只で住まわせてあげればよいんじゃない?
なぜ、しないんでしょう。 抗議するだけで。
「 私はお金も余分な部屋も無いけど、あなたは持ってるんだから あげなさい。 」
って理屈なのでしょうか。
それって、正当な理論なんだろうか・・・・でも今の日本国民ってそんな感じがする。
助けあうって、そういうことじゃないような気がするけど・・・こんなこと書くと反論受けるご時世かもしれませんね。
バブル後、会社経営に行き詰まり自殺した私の大好きな叔父は、最後に何をどう考えていたんだろう。
会社経営をしているわけでもない私のようなパターンだとしたら
お金を借りて、生活を拡大する前に まず稼ぐとか溜めるって そんなに出来ないことなんだろうか。
かくゆう私も預金残高がヤバイ状態にありますが、借りずになんとか乗り切る方法をとってます。
さて、どこまで持ち応えられるかは、不明ですけどねぇ。
終戦記念日の今日、今がどれだけ恵まれているのかを 感じたいですね。
感じて欲しい人ほど、たぶんそんなことには見向きもしないんだろうなぁ。