嘘
2010/10/22 20:56:31
普段の生活の中でも、人は、自然に嘘をつくことは、いくらでもあります。
それは、自分を守るためであったり、相手との関係を壊さないためであったり。
詐欺などの犯罪は、別ですよ。
嘘も方便。
たとえ良い状態を保つための嘘でも、言われた方は嘘だと分ったら、多かれ少なかれショックを受けます。「 なんで、そんな嘘をついたのか 」
それを追究すると、たいがい「 本当のことを言ったら、怒るだろうから 」って感じかな。
なら、そんなことしなければ良いじゃないか!って更に怒る。
確かに相手が怒るようなことをしなければ、嘘をつかなくてすみます。
自分がどう評価されようが気にしなければ、嘘はつかないかもしれません。
嘘は、更なる嘘をもって正論にしなくてはならなくなり、雪だるま式に嘘をつき続けなければならなくなることもあります。
そして、ツジツマが合わなくなって、結局バレる。
嘘をつかれたと気づいた後、また直ぐに相手を信じるのは難しいかもしれません。
何を言われても、疑ってしまう・・・・・・
その気持ち、楽しいですか?持ち続けたいですか?
それとも、もう手放したいですか?
冷静に客観的に「 嘘 」を考える。
嘘を嘘だと気付かなかった状態を思い出すと「知らぬが仏」で居られたわけです。
嘘をつかないに超したことはないけど、相手を傷つけようと思って嘘をつくことは少ない。
ってことに 気づきませんか?
相手は、私を傷つけようと思ったわけではない。
相手は、私を裏切ってやろうと思ったわけでもない。
ただ、相手は相手なりに その場で最善と思ったこと、その時「そうしたい」と思ったことをやっただけ。
それが、私にとって、良いか悪いかは別として、相手にとってはそれがベストな選択だった。
嘘をついてでも、
相手は、私との関係を 良い状態に保ちたかった。
相手は、私にとって悪いことをしてしまったと分っているから傷つけたくなかった。
相手は、私に悪く思われたくなかった。
それが、私への思い。
こう思うのって、本当に難しいことだと思います。
でも、カっとなって、言わなくても良いことまで言って責めてしまう前に、ちょこっとこんな考えを思い出すと少し冷静になれるかもしれません。
修復が効かなくなるような 最悪の事態は、避けられるかもしれませんよ。