桜
2010/03/21 13:44:45
日本神話の 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)は、咲く花を神格化した女神であり、
糸を織りなす機織り(はたおり)の守護神でもあります。
この「サクヤ」が転じて、「サの神」となったとも言われています。
「サの神」は、山の神でもあり、稲の神とも考えられ、田植え時期の五月(サツキ)には、里に降りてきて田の神として秋の収穫まで見守って下さる。
「サの神」が降りてきたことを 教えてくれるのが、「 桜の開花 」だとか。
サクラの「サ」は、この神様のこと。 「クラ」は、座のこと。
だから、サクラは、山の神が、里に降りる途中で宿る花という意味だそうです。
人々は、今年も降りてきてくれた「サの神」を お迎えし、感謝する神事が、今の花見の始まりと言われています。
宴会のお酒や御馳走は、五月女(サオトメ)が、笹(ササ)のお皿(サラ)に、酒(サケ)、魚(サカナ)などを神に供えた後、皆で頂いたことに始まったようです。
・・・・・・・・・全部、「 サ 」で始まるのですねぇ~www
サクラの「 サ 」は「 幸(さち) 」、「 クラ 」は「 倉 」という意味も 持っているようです。
サの神が降りてくると、沢山の「 幸の倉 」は、いっせいに開き、桜の下で神事を催している人々へ 花びらと共に「 幸 」が降り注がれます。
幸せに満ちた人々を見て、サの神である 木花咲耶姫は、まるで、糸と糸を織りなすように人々の縁や絆を 織り結んでくれる。
確かに「 縁 」にも「 絆 」にも「 糸 」が使われてますねぇ・・・・・。
特に「 絆 」は、「 糸 が 半 分 」、「 絆を結ぶ 」で、半分になっている糸と糸を1本に紡ぐ。
花見の宴は、今では交流とか親交の場としての意味だけが、残ってるかな。(笑)
でも、桜の下には、たくさんの笑顔と楽しそうな声が 集い
そんな花見の宴に、幸せの花びらが 降り注ぐ・・・ってちょっと素敵ですね。( ^-^ )