『 「手紙屋」蛍雪篇 』
〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
2010/03/20 08:11:53
「何のために勉強するんだろう?」
「何のために大学に行くんだろう?」
だれでも一度はそんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか?
この本の主人公「和花」は、部活と友だち付き合いに明け暮れる高校2年生。
夏休みを目前にしたある日、進路のことで父親と衝突してしまいます。
大学に行きたいけれど、成績が足りない。
勉強しなきゃと思うけど、やる気になれない……。
そんな和花に兄の喜太朗が紹介してくれたのが、謎の人物「手紙屋」。
十通の手紙をやりとりすることで、夢を実現させてくれるというのですが……。
モヤモヤした今の気持ちを吹き飛ばしたい一心で手紙を書き始めた和花が、
「手紙屋」とのやりとりを通じてどのように変わっていくのか?
勉強の本当の意味とは? その面白さとは? そして、夢を実現するために本当に必要なこととは?
ベストセラー『君と会えたから……』『手紙屋』の著者が満を持して贈る、渾身のメッセージ。
「手紙屋」からの『未来を拓く10の教え』が、自分らしく生きたいあなたの明日を変えてくれるはずです。
< 出版社からのコメント >
高校生の時にこの本に出会っていれば、もっと自分の世界が広がったのに...。
それが、『手紙屋 蛍雪篇』の原稿を読んで、最初に思ったことでした。
当時、おそらく多くの受験生たちと同じように、大学合格を目指して必死に勉強していた私。
でも今振り返ってみれば、「受験のため」だけの勉強は、そのとき限りのものなのです。
あの時、この本に書かれていたことを知っていれば、受験勉強を自分らしい未来を拓くための礎にできたはず。大嫌いだった日本史も、もっと楽しく勉強できたはず。そう思うと、正直悔しいです。
だからこそ、この本を一人でも多くの高校生や中学生に、ぜひ読んでみてほしい。
そして、子どもを持つお父様方やお母様方、また教える立場の先生方にも、ぜひ読んでいただきたいのです。「手紙屋」がくれる温かい手紙が、「学ぶ」ことの本質と、その面白さを教えてくれます。
喜多川 泰 (きたがわ やすし)
1970年東京都生まれ。愛媛県で育つ。東京学芸大学卒業後、横浜で学習塾聡明舎を創立。
高校生を中心に英語を教える一方で、授業に取り入れるべく自己啓発の研究を続ける。
ひとりでも多くの若者に素晴らしい人生を送ってもらうためにできることはないかと執筆活動を開始。
他に『賢者の書』『君と会えたから……』『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』 ((いずれもディスカヴァー刊)がある。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * 以上 amazon 商品説明 から * * * * *
この時期、受験を終えて、あるいは受験に向かってとか、資格試験に挑戦するかどうか、など
学生だけでなく、何故か社会人も 「 何か 」を始めたくなる季節でもあります。
春から夏にかけては、NHKの講座テキストが、売り切れることが多いんですよね。(笑)
以前に『 手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 』『 君と会えたから…… 』を ご紹介しました。
その時も書きましたが、「 やらずに どうする! やれば、できる! 」系の啓発本ではありません。
優しく、心に沁み入ってくる流れ、人間ってこういうもんだよ、的な本です。
「 教え 」というような上から目線でも ありません。
本文中、変化し始めた主人公の手紙から・・・
「 私は今、生まれてはじめて『勉強という道具を使って自分を磨いている』という実感を持っています。
今まで、私にとって「勉強」は単なる義務でした。
でも、今は全然違う感覚で勉強することができています。
勉強に対する心構えが変わったら、
数学が簡単に思えたり、英単語の暗記が楽になったりするかも・・・・
とちょっと期待していたのですが、そうは、ならないんですね 残念・・・。
でも変化は 感じたんですよ。 <中略>
2日前に難しくてできなかった数学の問題を 今は当たり前のように解いている自分がいます。
続ければ、わかることが増えていくんですね。ちょっと楽しくなってきました。 」
「 継続は 力なり 」 この「 継続 」は、言うは易し 行なうは難しです。
誰かに経済的に守られ、食べ物にも困らず、育てて貰っている人が 増えてきてます。
でも、本当に 自分を守り、育てられるのは、自分だけ。
偉人本や啓発も心理セミナーも 魔法でもないし、奇跡も起こせません。
もし「奇跡が起きる」としたら それは自分自身の言動によるんじゃないかな。
その時だけ、前向きになるだけじゃなく、凄い変化じゃなくていいから、 続ける こと。
「 何か 」を 続けられる自分 を作ること。
それが「 生きること 」に繋がっていく、そんな気がします。