「 どうしよう・・・ 」と「 がんばろう 」
2011/01/21 18:19:02
「 そっか・・・大変だね・・・でも、がんばろう? 」
「 うん・・・ありがとう~ がんばる! 」
こんな会話って、珍しくないですよね。
これで、何かしらの問題が解決したり、心が軽くなるなら、とても機能的なやりとりだと思います。
この「 どうしよう 」という言葉と「 がんばる 」という言葉。
1つの共通点があるなぁ~と、最近感じました。
何が嫌なのか、どうして嫌なのか、誰がどうだから上手くいかないのか。
こういったことは、ほとんどの人が、ハッキリとお話してくれます。
では、その気持ちや状況を変えたい、やわらげたい、手放したいとなると
何をどうすればいいのか分らない、というか、あの人が変わらなければ、やりようがない!
と繋がっていくパターンが多く見られます。
そこで、「 どうしよう 」と「 がんばろう 」の登場です。
問題点の根っこを明確にしてしていないから「 どうしよう 」
具体的にどうしたら良いのか分らないから「 がんばろう 」
なぜ自分は、こういう思いを感じているのか、「自分」と向き合って
では、「自分」が始められることはなんだろう。と1つでも2つでも現実的な行動を立てる。
それは、すっごい立派なことでも、直接問題を解決する話合いでもないかもしれない。
「 自分 」と向き合っているうちに、
まず自分に必要なのは、楽しいことをして気分を変えることだと気づくかもしれない。
まず出来ることは、ふと目にとまった本を読んでみることかもしれない。
もしかしたら、問題の原因と思っている相手に微笑みかけ、ただただ相手の話を聞いてあげることが出来るかもしれない。
それが、絡まった困難の糸口になるのだと思います。
目線を 外や他者、事柄 にだけ向けていると自分にできることはないように思える=どうしようもない。
行動としてやりようがないのだから、気持ちの上だけでも がんばる。
と漠然としたまま、結局、自分はなにも行動しない。
よって、何も変わらない。
こんなことも 少なくないように感じます。
すべてのことを スッキリ解決する必要はないのですよ~。
思うだけ、言うだけで、解決を求めていない場合もあり、それは自分が良~く知っています。
そんな時は、「どうしよう」「がんばろう」で乗り越えればよいこと。
この2つの言葉・・・・何をどうしていいか分らない時や 何がなんでも解決したいというわけではない時は、とても有効な優しい言葉だと思います。
でも実際に自分が「 問題 」と意識している事柄の中には、自分の成長に繋がる 気づき や 学び が在るのではないかなと感じます。
解決したい!と思って実際に解決出来たら、それはとても素晴らしいけど、大切なのは、あれこれジタバタしてみること。
頭で考えて、それを紙に書いて、実際に行動してみる。
自分の直感や感覚を 冷静に信じて具体的にやってみる。
出来ることはやってみて、あとは流れを信頼して任せる。
上手く行っても、行かなくても、そこには、大きな自分のためだけの実りがある。
そんな風に 私は感じます。