被災地のテレビ放送
2011/03/24 17:33:41
子どもたちには、そのまま悲惨なこととして インプットされてしまいます。 』
というような書き込みを見かけました。
私は、こう思います。
見せ方、見る時の状況によるのではないかな。
子どもが独りぼっちで見ているという状況は、確かにいかがなものかと思います。
ですが、それは「 悲惨な画面だから 」ではなく、何故独りで?という点です。
その部屋に大人が居て、料理をしながら、くつろぎながら、食事を一緒にとりながら
その報道を見て、大人が、親が、何を話すか。
子どもと どんな会話をするか。
それが大切なのだと思います。
子どもに ストンとインプットされるのは、見たままの画像と共にそれをどう捉えるか。
それは、子どもの傍に居る大人に大きな影響を受けます。
駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言ってる小さい子達を見た。
駅員さん泣いてた。
という話を聞きました。
コンビニで、小さい男の子が
「ポケモンのゲーム、買わなくていいから、ここへそのお金を入れて~」
と募金箱を指差して、母親に言っている子がいた。
という話も聞きました。
これらは、子どもに普段、何をどう話しているのか、今回の震災に関して何をどう話しているのか、親・・特に母親の影響が大きいと感じています。
節電による臨機応変な間引き運転の報道を見て、
「 いやぁねぇ~、不便になるわぁ~、仕事行くのも大変だぁ・・・ 」
と言っているか、
「 駅員さんたち、本当に大変よね。それでも何とか電車を動かしてくれて感謝しなくちゃ。 」
と言っているか。
・・・・・・・もっと素敵な言葉を ポツンと子どもの前で呟いているかもしれませんねぇ。
それは、まさに自分は、物事をどう捉えているかが、試されるということ。
これを機会に、子どもと共に考え、意見を交換するということも 素敵な人間を育てあげることに繋がるかもしれません。
自分自身も 1歩育つかもしれません。
子どもに、 見せない! やらせない! 制限する! ということの無意味さは、
ゲームやネットなどで、充分に分っている人も多いかと思います。
大切なのは、その画像から、何を子どもたちに伝えていくのか。
そっちではないでしょうか。
子どもは確かに未熟ではありますが、そんなに愚かでもないと思います。
我が子を信頼し、人間育てを必死でやることの方が、見せないことより重要なのではないでしょうか。