『 ツレちゃんに逢いたい 』
2011/01/14 18:18:20
チャリティ企画出版:歌川たいじ商店
ご購入はamazonではなく画像クリックか歌川たいじ商店から。
作家;中村うさぎさんからのコメントも載ってます。
ブログではわからない、
うたぐわとツレちゃんの、もうひとつの真実のストーリー
ブログ非公開・100%オリジナルです☆
うたぐわとツレちゃんに、予想だにしていなかった危機の到来。
お互いを思い合うだけではゲイカップルは続けていけないのか…大きな問題にぶち当たり、「ふたり」で生きることの意味を改めて見つめ直した…ブログでは描けない、うたぐわとツレちゃんのまさかのシリアス展開を120ページ・オールカラーでお届けいたします。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * 以上 歌川たいじ商店 商品説明 から * * * * *
いわゆる自費出版・・・かな。1200円+メール便送料無料です。
これはブログ非公開マンガでしたから即、購入しました。
「 じりラブ 」が、楽しい笑える内容で、こちらはちょっと胸にくるエピソード。
同性カップルには、それなりの辛さもありますが、基本的には異性カップルと同じだと思います。
異性でも入籍していない同棲中のカップルは、社会的に家族とは見てくれませんから、この本にある「 ご家族の方でないと お話できません 」は良くある話。
公的機関の対応は、戸籍上の関係で違ってきます。
パートナーが病気になった時、どうしてあげたら良いのか、どう考えたらよいのか。
入籍してようが、してまいが、1つ屋根の下で生活を共にしているカップルには共通の問題です。
いえ、カップルだけでなく、親子関係もそうだと思います。
心身の病気は勿論、自分から見て、決して良い状態ではないと思える時、
「 なんとかしてあげたい 」 とあれやこれやと言ったりしたり・・・・。
そのうちに「 私がなんとかしてあげなくちゃ 」
そして「 こんなにしてあげてるのに なぜ分ってくれない 」と。
相手を思う気持ちが、いつの間にか、相手を何とかするというコントロールに変化してしまう。
良くある、人として自然な流れかもしれません。
そして、
♪ あきらめないで 強くなろうよ 自分を信じれば強くなれるよ ♪
こういう歌詞って、どう頑張ればいいか わかっている人なら励まされるかもしれないけど…
いまの自分は なにをどう頑張ったらいいのか 全然わからない 強くなりようもない
と歌川さんも心身共に行き詰ってしまいます。
ポジティブな思考、漠然とした励ましに余計押しつぶされてしまう人・・・結構、私の周りにはいらしゃいます。・・・・・・私の活動内容から言ったら、当たり前かもしれんけど。
「 相手を変えるのは無理です。
まずは自分が変わると相手が変わるというのを体感してみませんか。 」
「 そう~なんですよねぇ~。それを あの人に分って欲しいんですよ~。 」
というパターンが・・・・いや、だから、あなたから・・・・・・ね。
実際にやってみるのは、本当に大変な決意と根気が必要かもしれない。
「 もう後がない! 」とか「 もう~嫌だ。何とかしたい 」と本気で思った時、誰にでも出来ることなんですけどねぇ。やはり機が熟さないと・・・・。
この本を読むと 歌さんが、どんなことをパートナーにし続けてきたかが描かれています。
仕事をしながら家事、これは実際にやるとわかりますが、慣れないとかなりストレスとなりキツイです。
栄養を考えたお弁当などは、もう~脱帽!私はやったことがないような細やかな内容。
更に公的機関や相談機関へ問い合わせる、足を運ぶ。
これだけでも、どれほど心も体も時間的にもきつかったかが、うかがえます。
その結果・・・・・・・・・・
「 いい方向に向かってくれるんであれば 家事でも仕事でもなんでも 頑張りますよ 」
という歌川さんの言葉に親友のキミツさんは、
「 なんでも、頑張るねぇ・・・・ まぁ、それが おかんの限界だね。
おかんは、頑張ればなんでもできると思ってない?
できないとしたら、それは他人のせいだって 」
ゲイとかどうとかじゃなく、人として、人を思い、自分に何ができるのか。
そんなことを教えてくれる本じゃないかな。
この本のPVです。
冒頭に「 ゲイのカップルは・・・ 」という言葉が入っていますが、ゲイじゃなくても、5年、10年と共に生きることは 簡単ではありません。
そう 私は思います。 あなたは、どう思われるのでしょう。