許さなくて良い「 正当な怒り 」
2010/10/05 20:22:20
昔は良く見ていたけど、すっごく久しぶりに。
私的には、「はじめの一歩」のウィット、「栞の恋」の時空超越感を楽しませて頂きました。
既にネット上では、動画としても多数アップされてますので、詳細は書きませんね。
そして最終話の 「 燔祭 」原作: 宮部みゆき
『鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで』で、原作は読めるようです。
香川照之さん演じる男は、妹を殺害され、その犯人は証拠不十分で釈放される。
さらに未成年でありながら「冤罪」をマスコミに訴える。
友人には携帯で「 今ヒマ~遊ばね?警察~?あ~ダイジョブダイジョブ、捕まるわけないじゃんチョロイもんだよ。 」的な発言。
連続女子高校生殺人犯という設定ですが、全く罪悪感無し。
男は復讐心に燃えるが、今一歩実行出来ずにいると 広末涼子演じる能力者が力になりたいと言ってくる。その能力は、念で発火させる能力。
その能力を使って、犯人に復讐をするわけです。
今年、私に何度も降りかかってくるテーマは、「 正当な怒り 」の処理法。
「 正当な怒り 」とは、自分のその時の都合によって腹が立ち、それを持ち続ける恨みとは違って、一般的に見ても怒って当然の怒り。
分りやすく説明すると、道を歩いていて、突然、見知らぬ人に理由もなくぶたれたら?
怒って当然ですよね。
「 嫌だから、やめて 」と自分の気持ちを相手に伝えても やめずにやってくる。
そのやめて欲しいことがらが問題なのではなく、「 やめて 」を無視することが問題です。
大抵の人は、こんなことしません。
でも、こういう人と出会ってしまうことがあり、理不尽な痛みや苦痛を受けます。
相手を人として受け入れてないと、
「 そんなチョットしたこと~ 」「 もう~諦めなよ~ 」「 大したことじゃないじゃん 」などと言います。
心理学をちょっとでもかじっていると
「 そんなことを気にするあなたの心の奥に・・・ 」とか「 その部分にあなたの問題が 」ときます。
場合によっては、「 される方が悪い 」と・・・・そうなんだろうか。
100万の物を万引きするのは、悪いけど、98円ならいいんでしょうか。
レイプは悪いけど、痴漢や通りすがりにちょっと触るのはいいんでしょうか。
人を殺すのは、いけないけど動物ならいいんでしょうか。
全部、犯罪です。
マジ顔で雰囲気を壊してでも「やめて下さい」と言えばやめるけど、
柔らかく「やめて下さいね」と言うのは、やめなくて良いのでしょうか。
確かに相手を許すことは、自分の中にある自分自身の何かを許し手放し
楽になるために重要な場合もあります。
でも、許さなくてもよい「 正当な怒り 」は、しっかりと見極めていかないと
自分をなくすことに繋がります。